omage -サルバドール・ダリへのオマージュを込めて-

2017/05/14

omage -サルバドール・ダリへのオマージュを込めて-

 

omage(オマージュ)。

このランプは、サルバドール・ダリと彼の有名な作品 ‘The Persistence of Memory’(記憶の固執)に対する敬意『omage』より由来してデザインされています。

デザイナーはPhilippe Daney。

‘The Persistence of Memory’はダリ初期の作品であり、ダリの代表作といわれています。

この作品は「柔らかい時計」や「溶ける時計」と呼ばれることもあるそうで、omageの棚やテーブルの隅から垂れる様はこれらを物語っているように見えますね。

ダリのなかには形のはっきりした硬いものに対する執着と、形の定まらないぐにゃぐにゃしたものに対する無意識の執着があったそう。

少しダリのお話をします。

ダリが好きな食べ物は硬いものだったと言われていて、具体的にはロブスターや貝などの甲殻類が好きだったようです。反対に嫌いなものはホウレンソウなどの柔らかいものだったそうです。

とっても面白いですよね。

柔らかいものと硬いものの間で感情が揺れ動く中、一番ぴったりの食べ物と感じたのが、キッチンで見た太陽の光を浴びて溶けていくカマンベール・チーズだったそう。

そしてこの時「進行する時間」と「溶けていくカマンベールチーズ」が同じように見えたようです。

この考えもとても面白いですよね。

この物が溶けていく様子を描いたのが’The Persistence of Memory’なのだそうです。

じっくり見れば見るほど、ダリの’The Persistence of Memory’をオマージュして作られたことがわかってきますね。

 

とてもミステリアスでいて可愛らしさのある棚からだらんと垂れる様子が、ずっと見ていても飽きないダリの絵と似ている魅力でしょうか。

時空のひずみを表しているとも言われ、さまざまな停止した状態の時間(現在・過去)を同時に描いているともいわれるそう。

実際、ランプをずっと見ていると普通シェードは上を向いて傘のようになっているのが一般的ですが、この『omage』は逆さになってシェード部分は吊るされた状態ですよね。

この“違和感”が惹きつけられるポイントなのでしょう。

近くで見るとシェードはこんな感じ。

棚を沿って上から90°に落ちるデザインは他にはないですよね。

 

■OMAGE

Designed by Philippe Daney

W420×D400×H440

omageランプいかがでございましたでしょうか?

有名な絵画をオマージュして作られたランプなんてとても素敵ですよね。

お部屋の片隅に、時空を超えるこんなアイテムはいかがでしょうか。