ショップスタッフブログ

2017.12.05

“家具とドレスは違う”  革(かわ)のメンテナンスの意義とは?

「家具は1度買ったら長く、美しく付き合うもの」

そう教えてくれたのは、ユニタスファーイースト株式会社の後藤さん。

先日、リーン・ロゼのメンテナンス製品でお世話になっているユニタスさんに革(かわ)について色々と教えて頂きました。

家具は私たちの生活に寄り添って、いつも傍にあるもの。

長く、ずっと変わらずに使い続けるためには、メンテナンスがとても大切です。

今回、ユニタスさんにはご自宅でも簡単に出来るメンテナンスの仕方から、革の豆知識までわかりやすくお話し頂きました。

 

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皆さま、革のソファにはどんなイメージをお持ちですか?

 

革のソファやチェアは、触り心地も良く、上質であたたかみのある雰囲気を生活の中に取り入れてくれます。

気温が低い時期に革のソファに座ったとき、一瞬は冷たく感じますが、座ると人の体温に合わせて温かくなる為、座り続けても体温を奪われず快適に座り続けることが 出来ます。天然素材ならではのメリットです。 また、ファブリックや合成皮革に比べて、吸湿性・通気性・耐熱性に優れているメリットもあります。蒸れにくく、 湿気の多い日本の気候にも適した素材といえます。

革には、ホコリやダニが付着しにくいというメリットもあります。

そんな革のソファを使って頂く上で必要なのが、メンテナンス。

 

メンテナンスの一番の目的は、お届けに上がった時のまま「きれいな状態を保ち続ける」ということ。

ずっと変わらない、上質な座り心地のソファで寛げるのが一番ですよね。

 

 

簡単に出来る革のメンテナンスとは?

ユニタスさんの専用クリーナーやクリームもご紹介頂いたのですが、まずはすぐに始められるメンテナンス方法をご紹介させて頂きます。

ご自宅で出来る簡単なメンテナンス方法は、皮革の表面に付着しているチリ、ホコリを掃除機で取り除くこと。

先を取り外して、細かい箇所まで吸い込めるようにし、表面から少し浮かしてススーッと動かすのがポイントだそうです。

特にソファやチェアの場合、縫い目にホコリがたまりやすいので、注意しましょう。

 

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革の種類やオススメポイント

●アニリン(染料)仕上げ

皮の表面の事を「銀面(ぎんめん)」と呼びますが、この銀面の表情を生かした染色方法が、染料仕上げです。

染料をしみこませて色をつけた革の表面にアニリン染料(合成染料)で薄い膜をコーティングしたもの。染料が透明なので、皮革表面のナチュラルな模様が感じられます。アニリンの革の表面は全くといって良い程、保護処理は行われていません。

オススメのポイント

◎革本来の銀面の特長が生かされるので、革本来のナチュラルな良さを感じられる

 

●セミアニリン仕上げ

アニリン仕上げに対して、ごく少量の顔料を塗ってキズを隠す方法。

 

オススメのポイント

◎顔料の成分によってキズや水への耐性もつくので、高級感やナチュラルな風合いを保ちながら、耐久性がある

※lignerosetの革で、特に多い仕上げ方法です。

 

●顔料仕上げ

石油化学成分から合成される有機顔料と昔からある土や鉱物などから作られる無機顔料によって加工する方法。

銀面の表情が隠れるので、もともとの皮の状態であったキズや凹凸を隠す事が出来ます。

 

オススメのポイント

◎傷がつきにくい 経年変化が少なく劣化もしにくい

 

※セミアニリン=染料と顔料のどちらも使用しているレザー。

 

●ヌバック

革の表面をサンドペーパー掛けし、起毛させたものです。

 

●スウェード

革の裏面をサンドペーパー掛けし、起毛させたものです。

※ヌバック・スウェード共にアニリンレザーより吸湿性が高いです。

オススメのポイント

◎滑らかな肌触り

スウェードの語源は「ガーント・ドゥ・スウェード(スウェード製の手袋)」と呼ばれるスウェーデンで考案された加工技法を使った手袋がフランスで流行し、そこからスウェーデンに関連付けて「スウェード」と呼ばれるようになったそうです。

 

「スウェード」という言葉はフランス語なんですね~

 

もともとスウェードは子羊の皮で作られることが多かったのですが、現在は子牛の皮で作るのが主流となっているようです。

毛足が短くて柔らかいものほどスウェードの中では高級品とされているそうです。

 

革は様々な加工を施すことが出来るところも魅力のひとつですね。

染色によって、とても深みのある素敵な発色が生まれるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

lignerosetの皮革(*一部)

KYOTO…セミアニリン   

 

DIVA…セミアニリン    

 

 

NUBU…ヌバック      

(*スコッチガードと呼ばれる防汚加工をしています。)

 

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革の劣化には“汗”や“皮脂”が関係しています

革にとって一番良くないものが、尿素が多く含まれる“汗”なのだそうです。

乾燥なども良くないですが、一番は汗の汚れが付いたままになってしまう事。ソファやチェアにテカりや艶は必要のないもの、もしテカりなどを感じた場合は、皮脂や汗が入り込んでいて汚れが溜まっているかもしれません。定期的にクリーナーで、汚れを取り除くケアをしてあげましょう。

ソファを使い始める前に、保護クリームを塗っておく事も後々のメンテナンスが容易になるのでオススメです。

 

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天然由来の動物の「皮」の状態から、インテリアやアパレルで使用する「革」へ

鞣(なめ)し

なめしは皮から革へと変化を遂げる大切な工程です。

「革」は、なめし工程が行われた後の状態のこと。「皮」とは、なめし工程が行われる原皮の状態を指します。

鞣しを行うことで、腐敗などの劣化を抑え、強度としなやかさに優れた素材となります。

 

鞣し方は大きくわけて「クロムなめし」と「タンニンなめし」があります。

これらの製法の違いによって革の表面の表情を大きく変えることとなります。

 

●タンニンなめし

植物の渋(シブ)を使用したなめし方。革本来の風合いを残し、天然素材で仕上げた環境にも優しいナチュラルな素材です。工程は5ヶ月程かかる場合もあり、とても手間のかかる製法。

 

●クロムなめし

塩基性硫酸クロムを使う方法。滑らかで美しい銀面となるのが特徴です。優れた耐熱性や弾力のある革となり、様々な製品に加工が可能。タンニンなめしよりも早く1週間程で完了します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■MANAROLA  ARMCHAIR *回転式

Desigend by Philip Nigro

DIVA ELMOSOFTⅦ 13053

★ligne roset osaka 1FフロアVPにて展示中です!

 

 

皆さま、上質な革のソファやチェアで日々の生活をより豊かに…変えてみませんか?

お気に入りのソファに仕立てた革と共に刻む時は、とても素敵な時間となるはずです。

 

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